妄想はたのしい!!

三日坊主が脳内を赤裸々に描くだけのブログ

北海道・体力頼みの旅⑤

5日目 知床

平たい床っていいな。よく眠れました。

朝露のせいで洗濯物が乾かなかった…

朝ごはんには昨日作っておいた山盛りのポテサラ。友人の得意料理だそう。ほっとする味だった。知床5湖のツアーを申し込んだら、宿泊地の知床斜里までガイドさんが直接迎えに来てくださった。

ひたすら真っ直ぐ続く道。天へと続く道とか呼ばれているらしい。途中でいろいろ知床の情報を教えてもらえてドライブ中も飽きることがなかった。

 

エゾシカ。生態調査のための危機が取り付けられている。割と人間に慣れた子なのかもしれない。またエゾシカはお肉として販売されているようで、牧草地に囲いがあって、猟をしなくても勝手に入ってきてそのまま肥やされているシカたちもいた。

 

というわけで無事フィールドセンターに到着!

五湖に立ち入るには届出というか許可が必要だ。ちなみに日本でもう1ヶ所の利用調整地区は大台ヶ原である。今度行ってみたい。

 

ちょっと画質が良くないけど、アマガエル。

シカの足跡。朝一のツアーなので夜の動物の痕跡がたくさん見つかる。でもガイドさんなしだと絶対気付かず踏み越えてしまう自信があるので、ツアーに申し込んでよかった。

奥には知床連峰が望める。縦走する人も結構多いらしい。

 

ザ・キノコらしいキノコがそこらじゅうに生えている。

 

ヒグマよけのため、手を叩いたり大声を出したりしながら進む。おかげで一度も遭遇せず戻ってこられた。

 

お昼は一旦戻って道の駅ウトロにて。サメガレイは初めてだったが、回転寿司のえんがわとは全く比べ物にならないコリコリぷりぷりで最高だった。あー幸せ。

 

その後は個人でフレペの滝を見に行くことにした。

 

さんぽーさんぽーと歌い出したくなる。

知床は崖が切り立っているため、滝が直接海に注いでいる。それで有名なのがこのフレペの滝。

むむ、地面を見ると何やら足跡がある。クマ…?新しい足跡では…?とか少し不安になる。熊鈴あるから大丈夫と信じたい…

エゾシカのかわいいしっぽ。眺めていたら急にシカが走り出した。そして…

 

 

クマ!!!(右の草むらに見える黒いやつ)

 

そんなに至近距離ではないが硬直してしまった。

近くにいた老夫婦2人が走り出してしまう。そう、こんな時に人はパニックになる。事前のレクチャーで、「クマと出くわした時は走らず声を出さず背を向けずそっと離れましょう」とは習っているはず。クマも臆病な生き物なのでこちらが下手をしない限り基本は襲われない。

 

幸い、こぐまだったようで特に被害はなくすたこらさっさと逃げていった。

 

結構怖かった。でも無事だったから言えることだが貴重な経験ができた。

ヒグマを視認したらすぐにセンターに連絡する。そしてしばらく立ち入り禁止となり、安全かどうか確認できるまで調査するらしい。フレペの滝を見たあとでよかったが、1時間くらいで解除されたようだ。

 

斜里までは2000円くらいでバスがあるので爆睡しながら帰った。昨日のキャンプ場にもう一泊することにした。

 

 

 

 

眺めのいいサイトはこんな感じ。沈没しそう。


北海道・体力頼みの旅④

4日目

釧路駅に夜行バスで到着。なんのかんのでちゃんと5時間ほど眠れた。

釧路で下車したとたん感じる冷たい大気。

 

ちゃんとウインドブレーカーとかジャンパーとか持ってきておいてよかった。しっかり寒い。夏だよ??札幌とは全く別の世界だった。

 

釧路から知床斜里方面に向かう電車は1日に数本しかない。しかも細岡は止まらない電車も多い。予定では細岡駅で下りて達古武湖に向かい、カヌーを借りて遊び、湖の北西から帰る予定だった。が、なんと湖に藻が生い茂るこの時期はカヌーレンタル休止、かつ北西の道は整備の関係で通行止めらしい。事前に調べたつもりだが甘かった…

とはいえ湖の道は景色が最高で歩いてて楽しい

 

往復20キロくらいあったので友達が疲れ果ててしまった。当初行こうとしていた硫黄山はパスして早めに宿に向かうことにする。

 

ビジターセンターのソフトクリームで生き返る。ブドウ味とミルク味のハーフハーフ。

 

護岸されていない自然のままの川の流れが美しい。川でもカヤックカヌーなどできるようだがこちらは少し値が張る。自分のイメージのままの自然豊かな北海道が見られて満足だ。

 

 

 

帰りはここから知床斜里まで乗ります。車窓も眺めてたかったけど気づいたら寝落ちてました

 

 

 

クリオネキャンプ場のモバイルテントに泊まる。2人で1650円。マットや寝袋を借りても数百円な上、半額の200円で近くの温泉に入れる。

 

あまりに安いし充実してるので一人旅だったら沈没してたかもしれない。

 

共用部は漫画スペースとかキッチンがある

 

 

駅近くでレンタサイクルしたので近くのスーパーに行き、BBQ食材と朝ご飯を買った。写真は夜食に作ったポテチ。うまうま。




北海道・体力頼みの旅③

3日目:苫小牧→札幌

11時ごろついに苫小牧に入港。約40時間の船旅もおしまいです。

 

 

お昼は近くの漁港に行くことも考えたものの、移動が面倒になりフェリーターミナルのカフェでいただく。噴火湾産のホタテ天丼は出汁が染みていて美味しかった。ちょっと重かったから札幌行きのバスで寝落ちしたけど。

 

とりあえず札幌市内の時計台っぽいところを通過して北海道を感じたり。夏なのに道ゆく人はほぼ長袖。

 

今日は半日しかないしそんなに遠くにも行けないので札幌市の西にある円山動物園に行った。入園料の割にはちゃんと整備されているし、象やキリンといった大型動物も見られて楽しかった。旭山動物園が注目されがちだが、コストと交通の便の点でこちらもかなりおすすめしたい。

 

動物園のそばに遊歩道があってこちらも綺麗に整備されている。

 

帰り道、野生のリスが道端にいて大興奮。やはり自然が豊かだな〜

 

夕ご飯は札幌らーめん共和国にて、こってり系。ここから夜行バスで釧路に向かうのだが、塩分過多で足が浮腫まないことを祈る。

 

 

夜行バスが来る11時過ぎまで暇すぎて、リラックマストアやハリポタショップで若干散財した。あとは夜の北海道大学を散歩したり。学内の通りが広くてきれいなのでランニングしてる人も多かった。

 

 

北海道・体力頼みの旅北海道②

 


というわけで前回に続きフェリー編2日目です。

 

2日目 仙台寄港

ぐっすり熟眠、というわけにはいきませんでしたが最低限疲れが取れる眠りができました。約5時間半ほど寝ていたようです。同室のおばちゃんはとても早起きで5時ごろ部屋を出ていきました。私も朝日を眺めようと甲板へ向かいます。天気は曇り。ちょうど東の空に濃い雲がかかっており、日の出は拝めませんでしたが、それでも次第に明るさを増す空と海は美しいものです。まだ関東付近のはずですが洋上は気温が低く、風があると寒く感じました。雨もパラついていました。

 

とりあえず友人と合流するまで暇なので朝風呂に入ることにします。朝日が差し込む海のお風呂、貸し切り状態で満喫できました。船内はかなり冷房が効いているうえ乾燥しているため、お風呂に入ると生命力を取り戻した心地です。気持ちよかった。



友人と合流し、朝ごはんをたべます。2食連続バイキングはやめておこうということで、売店コーナーでカップ麺を買うことにしました。名古屋名物?赤からうどん。パッケージはよくあるどんぶり型カップ麺ですが中には生麺が入っており、辛味もちょうどよくて美味しかったです。しかーーし!ここで友達の様子が変です。どうやら船酔いしてしまったらしく、顔色も悪くなってしまいました。売店で買った酔い止めを飲むものの効果は薄く、甲板で風にあたっても悪くなるばかりだったので、友達は自室で休憩してもらうことにしました。残念ながらしばらく一人で時間をつぶします。太平洋ということもあってか確かに少し揺れますが、私にとっては気分が悪くなったりするほどではありませんでした。高速船などでは思いっきり酔ったことがあります。酔うってどういうメカニズムなんだろうか・・

 

夕方までは映画を観たり、ごろ寝したり、お風呂に入ってぐうたらしたり、たまに繋がる4G回線を求めて甲板をうろついたりして時間をつぶしました。14時頃には姉妹船(いしかりorきたかみ)とのすれ違いがあり、みな甲板に集まります。汽笛を鳴らしあい、手を振るだけのイベントですが、こののどかな時間が流れる船内ではちょっと盛り上がりました。

16時過ぎ、フェリーきそは仙台港へと入港しました。これから19時過ぎまでの3時間弱は一時下船することが出来ます。下船前の少しの時間は同室のおばちゃんとおしゃべりしました。息子さんが仙台勤務らしく会いに行くそうで、夜行バスより安いし、平らになれる分ずっと楽だそう。仕事でも当直とかあるからどこでも寝られるのよ~とエネルギッシュなおばちゃん。右手には松島が見えてきました。目的地以外の場所にフェリーで寄れると、なんだかTHE・た・び!って感じでわくわくしますね。



そもそも名古屋から苫小牧までずっと乗る客はそこまで多くないようで、一時上陸も20人ほどのようでした。ですが仙台港付近で数時間つぶす場所なんて、牛タン屋とイオン多賀城しかありませんので、もしも混んだらと考えてなるべく先頭を行きます(笑)無事牛タン屋はがら空きで入り座敷にあがることができました。まだ16時台ですから。しかし注文を考えているうちに瞬く間に満席になっていたようです。セーフ。私は薄切りの牛タンとソーセージの乗った定食、友達は分厚い牛タンにします。シェアしていろいろな触感を楽しみました。1つだけ選ぶなら厚切りの牛タンにすべきです絶対。油も乗っていて薄切りよりもずっと柔らかく、本当に美味でした。また、テールスープにも大きめの肉塊が入っていてこれだけで定食が成立しそうでした。店を出ようとしたときに隣の予約席に到着したお客さんを見るとなんとあの同室のおばちゃん御一行でした。息子さん2人と楽しそう。良い旅を。

 

イオン多賀城には地元の海鮮やつまみを求めていきましたが割と普通のイオンでした。よくも悪くもというところ。つぶ貝の捌く前のが売ってたのは初めてでした。とりあえず明日の朝ごはんに菓子パンを買います。船には2種類くらいの菓子パンしかなく高いので、時間があるならイオンで買い出しするのもありかと思います。船に戻っていざ出航。すると仙台の夜景とともに花火が上がっているではありませんか。素晴らしいタイミングです。もうフェリーの旅は終盤。また乗りたいなあとしばらく黄昏てました。

 

北海道・体力頼みの旅①

お久しぶりですお読みの皆さん。今年の夏は4つの旅行に行きました。大阪・福井・沖縄・北海道です。さよなら私のバイト代、また来世で会おう。ということでその中でも一番期間が長い北海道旅行をまずはまとめて行こうと思います。画像は厳重に検閲してからあとで上げるかも。

 

1日目 名古屋港からフェリー乗船!

はい、フェリー大好き人間としては絶対この夏乗ると決めていた太平洋フェリー。およそ39時間で名古屋と苫小牧をつなぎます。なんといっても魅力的なのがその安さ。私の乗った2等船室(いわゆる雑魚寝)は5800円でした。元値は11600円ですが、早割という2か月前~1か月前まで申し込めるプランだと、この部屋は半額になるのです。2等は早割の枠が小さいこともあって、2か月前の朝からの予約合戦に参加しないと取れませんでした。

雑魚寝といっても感染症対策が求められるこのご時世。16人定員のところを1つ間隔で空けて8人定員とし、カーテンまで用意されているので、私の中の基準だとぜんぜんOKでした。ただし女性専用は必須条件。

 

出発は夕方だったので昼に名古屋の科学館に立ち寄りました。夏休みということもあり小学生の子たちがわーきゃー楽しんでいます。展示のレベルは様々で、小学生~大人まで誰でも面白いと思います。私は専ら人がいない自然史・化石コーナーをじっくり楽しみました。名物のプラネタリウムも没入感が凄かったのですが、ソファの座り心地まで素晴らしくてしっかり寝てしまい半分ほど記憶がありません。

 

というわけでいざ乗船。手続きはすべてWeb上で済ませておいたので一瞬で乗船券が発行されました。もう海が見えるというだけでウッキウキワックワクでございます。友達と合流し早速ディナービュッフェに向かいます。バイトから直接来てくれたそうでスーツ姿でした。おつかれさまです。

 

予想以上に船内共用部は綺麗で、レストランの配置もなかなかおしゃれです。それでいてカジュアルでリラックスできます。今日の目玉メニューはローストビーフ。1㎝ほどの分厚さ。このためにお昼ほぼ食べず頑張ったので沢山いただきます。それ以外にもフェリーで定番のイメージのあるカツオのたたき、焼き鳥、中華料理、ラーメン、焼き魚、お惣菜、マスカット、冷凍マンゴー、チーズケーキなど。4回ほどおかわりをして1年分のローストビーフを頂きました。矯正の歯には優しくないですが問答無用で食べます。アイスやかき氷など子供受けの良さそうなメニューも充実しており、私たちもキャッキャしてました。2100円の価値は十分あったと思います。

 

ゆったりまったりしたところでお風呂に向かいます。海が見える広い窓がついていますが夜なので何も見えません。朝また来よう。船が揺れると風呂の水も波打ち、時には打ち付けられます。これが楽しくてのぼせるまで満喫しました。ちなみにシャンプー石鹸完備、タオルや櫛・剃刀は売店で売られているので手ぶらで来ても何とかなります。

 

その後はシアターへ映画鑑賞へ。コロナ前は実演でショーが行われていたようですが、今は朝昼晩の映画のみです。ソファーに座り暗い劇場を眺めていたら次第に目が開けられなくなってきたので部屋に戻ることにしました。ちなみに友達はあとから予約したため、S寝台という1段ベッドの半個室のお部屋だそうです。おやすみなさい。

 

部屋に戻るともう消灯時間が過ぎていたため速攻で寝ます。8人定員のはずですが私とおばちゃんしかいませんでした。しめしめ、特等室より広いのではないですか。

 

 

徒歩・東海道42次① 準備編

3月下旬の春休みを利用して、大学の友達であるMK氏と2人で桑名→日本橋370kmを14日間で歩きました。厳密には13日歩いて東京で1日ゆっくり。その時の旅行日誌をぼちぼち上げていこう思います。

 

 
友達と映画に行った帰り、ノリと勢いで東海道歩こう!となったところまでは早かったが、そこから出発までが一筋縄ではいかなかった。コロナもあるし、そもそも部活やバイトで予定が噛み合わない。行くなら季節は絶対春か秋だし。
 
はじめは京都から東京日本橋まで53次まるっと歩きたかったのだが、少し縮めて家の最寄りの宿場町である桑名から日本橋までで妥協することにした。
 
そもそも自分は1日に何km歩けるのか??毎日歩いて足大丈夫なのか??分からないことが尽きないが、とりあえず試すしかない。何回か休みの日に長距離を歩いてみたところ、筋肉痛には苛まれるがなんとか歩けるぽいことが判明した。しかし連続だとやべーぞ…
 
 
ちなみに
当方のスペック
 運動神経 ☆ 
 持久力  ☆☆☆
 瞬発力  ☆
 柔軟性  ☆☆
 筋力
 
MK氏のスペック
 運動神経 ☆☆☆☆☆
 持久力  ☆☆☆☆☆
 瞬発力  ☆☆☆☆☆
 柔軟性  ☆☆☆
 筋力   ☆☆☆☆
 
というわけで不安要素は間違いなく私なのである。暖かく見守ってください。

長距離歩いた話

寒くなってきましたね。おはよう日本あったかくしてね日本。

 

家を起点にそれぞれ南に45㎞、北に35㎞、一週間ほどの休息を経て歩いてきた。前に一人で歩いたときは20㎞ほどで大満足していたが、その倍である。もの好きな友人もいるものである。まあ類友ってやつか。

いつか東海道の一部400㎞ほどを歩くための予行演習のつもりである。コロナ落ち着いてますように。今回試してみて一日30㎞ほどは歩ける自身が湧いてきたが、連続2週間となると未知数である。なにしろ翌日の足底の痛みと筋肉痛がかなり辛い。足底の痛みは腱膜炎だろうと思い、サポーターを買うとほぼ治ったが、筋肉痛は避けようがない。特に35㎞のほうでペースを時速5.5㎞にしてみたところ、2~3日は脚を曲げられないレベルで膝裏が激痛だった。こればかりは練習あるのみなので暇があれば歩くようにするしかない。

そんなこんなで毎回ボロボロになっているが、歩くのはやはり好きだ。友達とゆっくり喋れるし、普段気づかない風景に出会える。なにより途中で食べるご飯は天上の美味しさ。食欲は最高のソース!である。電車や車で1時間ほどの距離を歩くことに価値を見出せるのか、自分でも良くわからないがまあ楽しければいい。虚無感に陥らないで済むし。

ただ、一つ真面目に考えないといけない問題もある。歩道、である。幸い、今回通った道の多くはきちんと整備されていたが、歩道がない場所では幅の広いトラックに横を掠められながら進むことになる。ちょっとでも車道に寄ろうものなら片身がちょん切られるんじゃないかな。生きた心地がしなかった。GoogleMapの航空写真でおおまかな道幅はわかるが、白いラインがガードレールで仕切られた歩道なのか、ただの白線なのかは、判別できない。もし歩道がない場合、その道に並走する農道を進む。デコボコだが、車に轢かれるよりマシだ。東海道中山道などと比べると整備されているだろうが、それでも歩道のなさそうなところを回避することを考慮して、だいぶ余裕あるプランを立てた方がよさそうだ。

 

 

ということで頑張ったよという記録でした。足は大変だけど体力は問題なさそう。あと口調が変わったのは最近読んでる転スラのWeb版の影響です。真似だけは得意なのでね。書きやすいのでこのまま行こうかな。