妄想はたのしい!!

三日坊主が脳内を赤裸々に描くだけのブログ

北海道・体力頼みの旅北海道②

 


というわけで前回に続きフェリー編2日目です。

 

2日目 仙台寄港

ぐっすり熟眠、というわけにはいきませんでしたが最低限疲れが取れる眠りができました。約5時間半ほど寝ていたようです。同室のおばちゃんはとても早起きで5時ごろ部屋を出ていきました。私も朝日を眺めようと甲板へ向かいます。天気は曇り。ちょうど東の空に濃い雲がかかっており、日の出は拝めませんでしたが、それでも次第に明るさを増す空と海は美しいものです。まだ関東付近のはずですが洋上は気温が低く、風があると寒く感じました。雨もパラついていました。

 

とりあえず友人と合流するまで暇なので朝風呂に入ることにします。朝日が差し込む海のお風呂、貸し切り状態で満喫できました。船内はかなり冷房が効いているうえ乾燥しているため、お風呂に入ると生命力を取り戻した心地です。気持ちよかった。



友人と合流し、朝ごはんをたべます。2食連続バイキングはやめておこうということで、売店コーナーでカップ麺を買うことにしました。名古屋名物?赤からうどん。パッケージはよくあるどんぶり型カップ麺ですが中には生麺が入っており、辛味もちょうどよくて美味しかったです。しかーーし!ここで友達の様子が変です。どうやら船酔いしてしまったらしく、顔色も悪くなってしまいました。売店で買った酔い止めを飲むものの効果は薄く、甲板で風にあたっても悪くなるばかりだったので、友達は自室で休憩してもらうことにしました。残念ながらしばらく一人で時間をつぶします。太平洋ということもあってか確かに少し揺れますが、私にとっては気分が悪くなったりするほどではありませんでした。高速船などでは思いっきり酔ったことがあります。酔うってどういうメカニズムなんだろうか・・

 

夕方までは映画を観たり、ごろ寝したり、お風呂に入ってぐうたらしたり、たまに繋がる4G回線を求めて甲板をうろついたりして時間をつぶしました。14時頃には姉妹船(いしかりorきたかみ)とのすれ違いがあり、みな甲板に集まります。汽笛を鳴らしあい、手を振るだけのイベントですが、こののどかな時間が流れる船内ではちょっと盛り上がりました。

16時過ぎ、フェリーきそは仙台港へと入港しました。これから19時過ぎまでの3時間弱は一時下船することが出来ます。下船前の少しの時間は同室のおばちゃんとおしゃべりしました。息子さんが仙台勤務らしく会いに行くそうで、夜行バスより安いし、平らになれる分ずっと楽だそう。仕事でも当直とかあるからどこでも寝られるのよ~とエネルギッシュなおばちゃん。右手には松島が見えてきました。目的地以外の場所にフェリーで寄れると、なんだかTHE・た・び!って感じでわくわくしますね。



そもそも名古屋から苫小牧までずっと乗る客はそこまで多くないようで、一時上陸も20人ほどのようでした。ですが仙台港付近で数時間つぶす場所なんて、牛タン屋とイオン多賀城しかありませんので、もしも混んだらと考えてなるべく先頭を行きます(笑)無事牛タン屋はがら空きで入り座敷にあがることができました。まだ16時台ですから。しかし注文を考えているうちに瞬く間に満席になっていたようです。セーフ。私は薄切りの牛タンとソーセージの乗った定食、友達は分厚い牛タンにします。シェアしていろいろな触感を楽しみました。1つだけ選ぶなら厚切りの牛タンにすべきです絶対。油も乗っていて薄切りよりもずっと柔らかく、本当に美味でした。また、テールスープにも大きめの肉塊が入っていてこれだけで定食が成立しそうでした。店を出ようとしたときに隣の予約席に到着したお客さんを見るとなんとあの同室のおばちゃん御一行でした。息子さん2人と楽しそう。良い旅を。

 

イオン多賀城には地元の海鮮やつまみを求めていきましたが割と普通のイオンでした。よくも悪くもというところ。つぶ貝の捌く前のが売ってたのは初めてでした。とりあえず明日の朝ごはんに菓子パンを買います。船には2種類くらいの菓子パンしかなく高いので、時間があるならイオンで買い出しするのもありかと思います。船に戻っていざ出航。すると仙台の夜景とともに花火が上がっているではありませんか。素晴らしいタイミングです。もうフェリーの旅は終盤。また乗りたいなあとしばらく黄昏てました。